7時55分
いつも寝ている時間。
今日はたまたま歩いている。
まだ日が昇りきっていない時間だ。
街の空気が軽い。
(気のせいかもしれない。)
昨日は早い時間に布団に入った。
早すぎて時間は覚えていない。
最近僕は夢をよく見るようになった。
覚えている夢もあれば起きてすぐ忘れる夢もある。
不思議だと思う。
僕は女の子だった。
背が小さくてショーヘアーの茶髪。
目が大きくて唇が厚く、身のこなしがかわいい女の子だ。
たまたま堤防を男と歩いていた。
夕暮れ時だったと記憶している。
男は全く知らない顔だ。
今まで見てきた他人の顔に1ミリも似ていない。
僕に好意を持っていることだけは直感している。
「★@&€3〜」
何か話しかけてくるがよく聞こえない。
「へ~ すごいじゃん」
適当な相槌で返す。
なんといっても僕のことが好きな人なんだ。
適当に返事をしてもニコニコしている。
全く愚かなやつだなと思う。
……
まだまだ色々と展開はあった。
僕がその男を好きになったり、実は〜だった、みたいなありがちな展開だ。
面白くなさすぎて幻滅したのでもうここには記さない。
なにより指が疲れてきてしまった。
それに既に眠い。
仕事してる最中に寝てる人がいたら僕だと思っていいと思う。
ぜひとも膝枕をしてくれよ。
おやすみなさい。